Q醤油の種類はどんなものがありますか?
A
醤油の種類は日本農林規格(JAS)によって5つに分類されています。
1.こいくちしょうゆ
全国の消費量の約80%を占める最も一般的な醤油であり、風味や旨味のバランスのとれた万能調味料。
2.うすくちしょうゆ
関西で生まれた色の淡い醤油。全消費量の約15%を占め、素材の色を美しく仕上げる炊き合わせや含め煮等の料理に向いている。
3.たまりじょうゆ
中部地方で主に作られる醤油。大豆を主原料としてつくられているので独特の香味があり、濃厚なことが特徴。とろみのある色の濃いしょうゆで、加熱するときれいな赤みが出るので、照焼きやせんべいなどの加工用にも使われている。
4.さいしこみしょうゆ
山口県を中心に山陰から九州地方にかけて造られている醤油。ほかの醤油は麹を食塩水で仕込むのに対し、生揚げを使って2度仕込みを行うため、再仕込みしょうゆと呼ばれる。別名甘露しょうゆと呼ばれ、色・味・香りともに濃厚。主につけかけで使われる。
フジジン 超特選再仕込みしょうゆ14.5%
5.しろしょうゆ
たまりしょうゆとは逆に小麦が主原料で、脱皮精白した小麦に、同じく脱皮精白した少量の大豆により麹を作り、食塩水に仕込んでつくる。このように着色を抑える工夫をしてつくられるので淡口醤油よりもさらに色がうすく、小麦が主原料なので糖分が高い。